2019年の年末年始に長崎に「坂本龍馬」がメインの旅を敢行。「亀山社中」や「龍馬ブーツ」を見よう!という歴史萌えポイントを廻ろうというのが旅のメインテーマでした。
ただ、五島列島&天草が世界遺産に2018年に登録をされたので、現地では私達の想像を超えたレベルでめちゃくちゃ潜伏キリシタン推し。w で、龍馬関連を回った後、時間もあるしキリシタン関連も見るか!と言う軽い気持ちで行ったら、ものすごい歴史の繋がり、そして未来の桃源郷的な街の形を長崎で見た。その体験をこのブログで綴っております。結論、また長崎に行って探究したいぐらい長崎での学びが深く、最高の場所でした。
まずは、坂本龍馬から。。。
1. 亀山社中は日本で初めての商社: 武士も商いをする
坂本龍馬は明治維新を夢見て、日本で初めての商社と言われる「亀山社中」と言う会社を作る。鉄砲や船などを購入し、売る。昔は「武士たるもの商いなど」と言われていた中、全く気にせず「必要はことはどんどんトライして、取り入れる。黒船を作った外国ときちんと渡り合うには、我々も外国のいいところは取り入れ、独自の最高な国家を作らんと」という思いで商いをし、倒幕に動く。そんな龍馬が私は大好きです。彼がいなかったら今の日本がないかも。
龍馬は英国人商人のグラバー氏とも友好が深く、彼のネットワークを通して、そしてサポートももらいながら、色々と事業を拡大していく。実は彼は「キリンビール」の創設者でもあるみたい。キリンビールのあの動物的なものはキリンと龍?!が合わさったようになってますが、あれは龍馬から来ている、という逸話もあるとか。
歴史を紐解くと、めちゃくちゃ今の自分達、そして我々が学ぶところが見えてくる。我々も当時の「やったるでー」というパワーが必要ですな!
2. 出島がなかったら、日本の西洋化はなかった?!
で、次は出島。行ってみたら、めちゃくちゃ小さい。w まっすぐ歩いたら、3分で端から端まで行けてしまうぐらいの小ささ。そして出島は、外国に日本のものがでていくのを規制するため、豪商と幕府がお金を出し合い作った人工島。そこでは元々はポルトガルが貿易をしていたが、キリスト教布教もセットで行い、めちゃくちゃ市民が自由のマインドを持ち始め(キリスト教の考えのおかげで)マネージしにくくなったため、幕府がポルトガルを追い出し、最後には宗教色を持たないオランダのみ専用で商業のみを許した場所。
当時はオランダから入ってきた様々な文化(医療、その他の学問、食、お酒、文化など様々なもの)が遥々江戸まで広まり、それが、、未来のマインドを持った武士に西洋の社会、政治、文化の風を吹かせ、明治維新の土台を作ったのかも。。
だからこそ、この小さな場所は大切である。私はこの場所で未来を考えた。この場所がなかったら、日本をこじ開ける志士の行動はなかったかも。このカオスないろいろな場所があり、マインドを爆発させるような気付きや新しいものや人がいなかったら、アクションが取れなかったかも。私も未来の出島になるような場所になりたい!
3. 商人の街長崎: ベーシックボーナスがあった
商人で溢れかえっていた長崎。実は長崎は「特別区」みたいなもので、江戸幕府の管轄下だったという。そこでは、自由に貿易ができ、商売ができ、利益が溢れていた。そこで、なんと、今で言う「ベーシックインカム」のようなボーナスを、年2回、全住民に施していた。
長崎では、当時、ボーナスがあるので、人々が安心して、お互いを信頼し合い、助け合うというハーモニーアスなところだったと言う。
日本にもあった、ユートピア的な場所。我々は昔の長崎に何が学べるのか?自分達が平等で、いろいろなことが学べ、自分らしくいて、そして安心安全。私がここ数年見ている北欧に通ずるものがある気がする。
そのようなコミュニティーを私も作ってみたい!!!それも世界に!
4. 隠れキリシタン: 信仰の強さ、クリエイティビティーに感銘を受けた(世界でも稀に見ないオリジナリティー溢れる継承信仰)
そして、その時代にはキリスト教がかなり広まっていた。そこでは、住民が「自分達は平等である」という意識を持ち、キリスト教的な絵画、音楽、文学、そして西洋的な勉学などキリスト者から提供され、どんどん市民が変わっていた。
意見を言って、自由なマインドを持ち、自分達を平等と思い、学び続ける住民をうまく思っていなかったのは幕府。。。
だからこそ、なんと、その宗教事態を排除するということに幕府は出た。
そこで、すごいのは、、、隠れても、信仰を紡ぎ続ける、という行動。様々な形を保ちながら。。。7世代にも及んで、自分達の信仰を持ち続けた。観音様がお子を抱いているマリア観音。貝殻の内部にマリア様が見えるような貝を拝む信仰。聖書も何もないから、全てが口での伝承。祈りは「おらしょ」と言われ、どんなことにも祈って、耐え忍び、みんなで協力をして信じて、7世代の間保ち続けた信仰。
世界でも稀にみない「思い」の伝承。だからこそ、世界遺産に登録されたという事実。
長崎の旅の前には、知っていながらも、調べていなかったが、たまたまローマ教皇が長崎を訪問し、行った先々で「教会推し」があり。w とても教会がテーマ的なぐらい心に刺さる旅となった。
本当にこの熱い思いや信仰の強さに感銘を受けた。やっぱりこれです。
(ちなみに、私もクリスチャン(プロテスタントです)。それにしても本当に物凄い信仰の力、コミュニティーの力、行動力に心打たれました。)
自分が思いえがくビジョンをどう実現するか。思いと行動。私も人々が自由に楽しく、平等に、自分らしく、そして幸福になる、、そんなビジネス、コミュニティーを作って行きたい!!!
5. HafHでコミュニティーの未来を見た
長崎の旅が本当に最高だった。そのうちのもう1つは、働くように暮らすをテーマにした、サブスク型世界中泊まり放題のサービスHafHを利用したことも一理ある。
今回は古民家をリノベーションをし、長崎の坂の上から街を望む家に泊まった。そこのマネージャーさん、そしてたまたま同じ家に同時期に泊まっている人。いろいろな話ができる、出会いがある。それが気持ちよかった。Wifiがあって、コミュニティーがあれば、どこでも仕事できる。
今の会社は世界どこでも働いてOKなとこ。これを活用して、このコロナ時期も旅先から仕事をフルタイムでしようと思う。
また、今年のどこかで、五島列島に行き、さらに長崎を深堀りしたいな。そして、今年の今後を再考し、行動につなげる、と。それだな。
長崎は玉手箱、玩具箱、アクセサリー箱。いろいろなものがつまり、見方があって、発見がある。
この場所に出会えたこと、そして学べたこと、感じ、自分の今に重ねて、次の行動に繋げられたこと。全てに感謝です。
そしてまた長崎行きたい!予定たてます!